ロジクールさんから2022/6/16より発売されているハイエンド高級マウス「MX Master 3S」を購入しましたので、レビューしていきます!
・Office365(PowerPoint/Excel)で日々資料作成に追われるビジネスマン
本製品購入に至った背景
以前、腱鞘炎でマウス操作に支障が出たことがありまして、同じロジクールさんから発売されている「LIFT M800GR」を愛用しています。このLIFTは縦型コンパクトで手の小さな私にもフィットし、なおかつ静音モデルでテレワークの多い私にはピッタリな製品でした。

ただ、このLIFTは少々難点なとこがあり、PowerPointなど資料作成の際、以下の点が気になってました。
- 割り当て可能なボタン数
- トラッキングポイント位置の操作精度
下図のようにLIFTは割当可能なボタン数が限られており、PowerPointヘビーユーザの私にはどうしても物足りなく感じます。その点、MX Master 3Sであればオブジェクト(図形)の最前面/最背面も水平スクロールに割当可能なのでストレスフリーな操作感が最高です。
また、親指の直下に単独で割当可能なボタンがあり、ジェスチャー機能や頻繁に使用するショートカットを割り当てて使用しています。(LIFTでもジェスチャー割当可能ですが、対となる機能を犠牲にするしかない)

マウスポインタの精度という点ではLIFTでも4000dpiの分解能を有しているため、スペック上問題ないはずですが、マウス停止時の止まり具合が微妙に異なります。例えるなら、LIFTは少し滑りながら止まるのに対し、MX Master 3Sはピタッと止まります。フェルト素材のマウスパッドの上だろうと木の机上でも同様の結果です。
正直何が違うのか分からないのですが、
- 重量がLIFTが125gに対して、MX Master 3Sは141g(文鎮効果?)
- MX Master 3Sのセンサー技術がDarkField高精度(最新技術?)
ぐらいの違いですかね?誰か分かるヒトいたら教えてください。笑
生産性は向上する?
操作性
私の手は成人男性の中では小さい方(下図参照)ですが、すべてのボタンに問題なくアクセスできます。


ちょっと人差し指の長さが足りてないように見えますが、「logi」のロゴ部分までクリックできるため十分です。


使用感/フィット感
マウスの形状も自然な手の形をキープできるように設計されたエルゴノミック形状ですので疲労感はそこまでないです。さすがのハイエンド機ですね。
ただ、手首の疲労低減という面では縦型マウスのLIFTに軍配が上がる印象です。

なので、MX Master 3S使用時はリストレストで手首を保護してます。
製品の詳細
まずはお馴染みの外箱からですが、いつも通りロジクールさんらしい配色の外箱です。

箱の中身は、本体とLogi Bolt USBレシーバー、USB-C充電ケーブル(片側はType-A)


USB-C充電ケーブルの片側がAタイプなのは残念ポイントでした。私の場合、AnkerさんのPD対応の窒化ガリウム充電器(65W)でiPad充電してますので、ついでにこのMX Keys Miniも充電しています。

マウス本体の材質ですが、ハイエンド機だけあって高級感があります。特にスクロール用ホイール&水平スクロールが精巧な作りとなっていて、スクロールが非常に滑らかです。

指の向きに沿って流線状のうねりが入っており、手に吸い付く感覚がクセになります。無駄に手を添えておきたくなるあの感じです。


その他「MX Master 3S」の良いとこ・悪いとこ
Good
- 前モデルから静音仕様になった
- スクロールが超絶気持ち良い
個人的にはカチャカチャとなるクリック音はあまり好きではないので静音仕様は何気にありがたいです。在宅ワーク時に夜遅くまで仕事するときも音を気にすることなく使用できます。

スクロールに関してですが、「1秒間に1000行スクロール可能」という謳い文句は伊達じゃないです。NTNさんやNSKさんの良いベアリングでも使ってるんですかね?
ほぼ無音でいつまでも回転し続けています。スクロールは「MagSpeed電磁気スクロールホイール」技術を使用し、電磁気的に物理スクロール特有の摩擦抵抗感を再現しています。実際に摩擦が無いので高速かつ静音なスクロールを実現できているそうです。

Bad
- EasySwitch機能がLIFTと同じく惜しい
EasySwitch機能に関してですが、ボタン1つで3台までのマウス操作する機器を切り替えできる便利な機能です。ただ、この機能が下図のように底面に付いてまして、頻繁にパソコン間で切り替えを行う私にとっては少し手間で残念なポイントでした。

個人的希望としては、デザインを多少犠牲にしてでも上部に付いてて欲しい。笑
仕様および詳細
公式サイトの情報から抜粋・加工した情報は以下です~
本体サイズ | 高さ: 124.9mm 幅: 84.3mm 奥行き: 51mm 重量: 141g |
センサー | センサータイプ: Darkfield高精度 公称値: 1000dpi DPI(最小値と最大値): 200~8000dpi(50dpi刻みで設定可能) |
ボタン | 7個のボタン(左/右クリック、戻る/進む、アプリの切り替え、ホイールモードシフト、ミドルクリック) スクロール ホイール: あり(スマートシフト付き) サムホイール: あり ジェスチャ ボタン: あり |
電池 | 内蔵充電式リチウムポリマー電池(500mAh) 1分間の急速充電で3時間使用可能(使用状況による) |
互換性 | Bluetooth Low Energyテクノロジーが必要 Windows 10, 11 以降 macOS 10.15 以降 Linux Chrome OS™ 14 以降 Android™ 8.0 以降 |
Logi Bolt USBレシーバー | Logi Bolt USBレシーバー 要件:USB-Aポート Windows 10, 11 以降 macOS 10.15 以降 Linux Chrome OS™ Unifying USBレシーバーテクノロジーには非対応 |
同梱物 | マウス(本体) Logi Bolt USBレシーバー USB-C充電ケーブル(USB-A – USB-C) 保証書、保証規定 |
保証情報 | 2年間無償保証 |
まとめ
手が小さ目の方でも各ボタンにアクセスできる考え抜かれた設計と割当可能なボタン数が魅力のMX Master 3Sでした。資料作成が多いビジネスマンの生産性を上げてくれるこのハイエンドマウスは、買って後悔することはまずないと思います。
クリックやスクロールも高級機らしく滑らか静音で在宅ワークにも打ってつけです。
・Office365(PowerPoint/Excel)で日々資料作成に追われるビジネスマン

↓↓キーボードの「MX Keys Mini 700GR」とも相性ばっちりです↓↓

このレビューでご購入を検討されている方や、日々悩まれている方のお役立ちになれば幸いです。
ではまた!